胆嚢と下腹部の痛み

胆石は胆嚢や下腹部に痛みを引き起こすことがあります。胆石は胆汁中の成分が結晶化してでき、米粒大からゴルフボール大まで様々です。症状がなければ治療は不要ですが、痛みが出た場合は以下の対策が考えられます。

症状

胆石が胆管に詰まり、閉塞を起こすと、胸骨のすぐ下に痛みが生じます。肩甲骨の間や右肩にも痛みが出ることがあります。この痛みは15分ほどで治まることもあれば、4~5時間続くこともあります。吐き気を伴うこともあります。発熱や悪寒、皮膚や眼球の黄染(黄疸)がある場合は、速やかに医師の診察を受けてください。

原因

胆石にはいくつかの種類がありますが、最も一般的なのはコレステロール胆石です。胆汁中のコレステロールが過剰になると、胆汁はそれをすべて溶解できず、微小な結晶ができて次第に石となります。また、胆嚢が十分に収縮せず胆汁が濃縮されることでも胆石が形成されます。

診断

診断はCTや超音波検査で胆嚢や胆石の画像を確認します。必要に応じて、造影剤を用いた胆道造影で胆管を拡大撮影し、閉塞している石を検出します。また、血液検査で感染や黄疸の有無を調べます。

治療

症状がない無症候性胆石は経過観察で治療は不要です。小さな胆石は胆石溶解薬で経口投与し、数か月から数年かけて溶解させることができますが、コレステロール胆石に限られます。最も一般的な治療は胆嚢摘出手術(腹腔鏡下胆嚢摘出)で、胆嚢を除去しても胆汁は肝臓から直接小腸へ流れ、消化機能に支障はありません。

予防・対策

胆石とその疼痛を予防するには、急激な体重減少を避け、1週間に数ポンド(約0.5kg)程度の減量にとどめましょう。食事を抜くことはせず、適正体重を維持することが重要です。肥満は胆石リスクを高めますので、定期的な運動で活動量を上げ、座りがちな生活を改善してください。

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