慢性腹痛の主な原因と対策

慢性腹痛は数百もの疾患や状態が原因となりますが、痛みが現れる部位や頻度、伴う症状により原因は異なります。軽度のものから致命的なものまで幅広く、いずれの場合も医師の診断が重要です。

便秘

便秘は慢性腹痛の最も一般的な原因です。痛みは通常、下腹部や中腹部に感じる痙攣感で、硬く詰まった便に対して結腸が収縮することで起こります。この収縮は1日に数回起こり、通常10〜30分で治まります。便秘による慢性腹痛は、排便困難、硬くて厚い便、数日間排便がないなどの便秘症状を伴うことが多いです。

乳糖不耐症

乳糖不耐症は多くの人が慢性腹痛の原因となります。乳糖を分解できない状態は子供の頃に診断されることが多いですが、成人でも発症します。腹痛は腹部全体に現れ、痙攣、膨満感、下痢、圧迫感などの症状が見られます。症状は乳製品を摂取した後に特に強く現れますが、いつでも起こり得ます。

胃炎・潰瘍

胃炎は胃酸の過剰分泌による胃の炎症です。過剰な胃酸は胃粘膜を侵食し、潰瘍を引き起こすことがあります。胃炎や潰瘍による腹痛は、上腹部に焼けるような痛みとして現れ、胸部まで広がることもあり、いわゆる胸焼け(逆流性食道炎)と呼ばれます。ストレス、感染、イブプロフェンやアスピリンなどの薬剤が胃酸過剰の主な原因です。

腸感染症

腸の感染症は胃のどの部位でも慢性腹痛を引き起こすことがあります。寄生虫や細菌が腸感染の主な原因です。腸感染は通常、数日以上続く慢性下痢と腹痛を伴います。処方薬で治療できることが多いですが、長期間放置すると他の臓器へ広がる恐れがあります。

腫瘍・臓器の問題

胃や腸の腫瘍は他の原因に比べてまれです。胃に硬い腫瘤がある場合は腫瘍の可能性があり、必ず医師の診断が必要です。また、胆嚢、肝臓、膵臓、脾臓などの腹部臓器は外傷、腸閉塞、血流障害、肝炎などの疾患により炎症や膨張を起こすことがあります。特定の臓器に関連した腹痛は成人に多く、根本的な問題の解決には広範な治療が必要です。

慢性腹痛は必ず医師の診察を受け、重篤な状態を除外してください。

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