胃食道逆流症(GERD)の診断と検査方法

胸や喉の灼熱感(胸焼け)とは

胸焼け(heartburn)は胸や喉に燃えるような感覚が生じる状態です。頻繁に起こると単なる不快感にとどまらず、食道炎や気管支炎といった重篤な合併症を引き起こすことがあります。

慢性胸焼け=胃食道逆流症(GERD)

慢性の胸焼けは胃食道逆流症(GERD)と呼ばれます。胃の内容物が食道や喉に逆流し、酸性の液体が粘膜を刺激することで灼熱感が生じます。

逆流の仕組み

食道は口から胃へ食べ物を運ぶ筋肉管です。通常、食道下部にある下部食道括約筋(LES)が閉じて胃内容物の逆流を防ぎますが、LESが十分に閉まらないと胃酸が上がってきます。

逆流が疑われるときの対処法

必要なもの

  • 市販の制酸剤
  • ノート(症状記録用)

検査手順

  1. 市販の制酸剤を使用し、症状の緩和を試みます。薬剤は薬剤師に相談してください。
  2. 症状が出た日時、直前に摂取した食事、制酸剤の効果をノートに記録します。
  3. 症状が頻繁に起こる、あるいは制酸剤で改善しない場合は、かかりつけ医を受診しノートを持参してください。週に2回以上の胸焼けはGERDの診断指標となります。
  4. 医師は生活習慣の改善を勧めることがあります。体重減少、禁煙、特定の食品の摂取制限(チョコレート、脂肪分の多い食事、揚げ物、辛い食べ物、カフェイン・アルコール、ニンニク、タマネギ、サルサ、チリ、ピザ、柑橘類、ペパーミントなど)です。
  5. 症状が4週間以上続く場合は、消化器専門医(胃腸科)への紹介が必要です。専門医はバリウム造影、上部消化管内視鏡、食道圧測定、24時間pHモニタリングなどの検査を行います。

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