はじめに
慢性的な胃痛は非常に苛立たしい症状です。原因が判明するまでに何度も誤診されることがありますが、原因が分かれば効果的な治療法が多数あります。痛みが起きた時間や状況を記録し、原因を特定することが重要です。
1. 上部腹部の痛み(食道裂孔ヘルニアの可能性)
上腹部の痛みは、前かがみになると悪化することがあります。食道裂孔ヘルニアが疑われる場合は、生活習慣の改善が有効です。1回の食事量を減らし、1日数回に分けて少量ずつ食べるようにしましょう。また、就寝前は数時間前に食事を終えることがポイントです。
2. 胸焼けを伴う胃痛(潰瘍の可能性)
胸焼けとともに胃痛がある場合、胃潰瘍が考えられます。市販の制酸剤の使用や、少量頻回の食事を心がけ、就寝直前の食事は避けましょう。症状が続く場合は医師に相談してください。
3. 脂肪分の多い食事後の痛み(胆嚢の問題)
脂っこい食事を摂った後に右上腹部に痛みが出る場合、胆嚢炎や胆石の可能性があります。この場合は速やかに医療機関を受診してください。自宅での対処は難しいため、専門的な治療が必要です。
4. ストレス時の胃痛(過敏性腸症候群)
ストレスが原因で胃痛が起きることがあります。過敏性腸症候群(IBS)と診断されることも。食物繊維を多く含む食事に切り替え、規則的な運動やリラクゼーションでストレスを軽減すると症状が改善することがあります。
5. 乳製品や小麦に対する痛みと膨満感(乳糖不耐症・セリアック病)
乳製品や小麦製品を摂取した後に痛みや膨満感が出る場合、乳糖不耐症やセリアック病が疑われます。該当食品を避けることが基本です。必要に応じて乳糖分解酵素のサプリメントを利用すると、症状の緩和が期待できます。
