身体障害の種類と概要
身体医学・リハビリテーションは、筋骨格系(筋肉や骨)に関わる障害の診断・治療を行う医療分野です。身体障害は、四肢の機能低下や細かい・大まかな運動困難、移動能力の障害などにより、日常生活の機能が制限されます。先天的な要因や出生後の疾患・外傷、骨折などが原因となります。
脳性麻痺
脳性麻痺は、運動と姿勢に影響を与えるさまざまな障害の総称です。筋緊張を制御する脳の部位が損傷されるため、筋緊張が高まったり低下したり、または変動します。主なタイプは以下の4つです。
- 痙縮型(スパスティック):筋肉が硬直し、動きが制限される。
- ジスキネジック型(アテトイド):不随意な筋肉の動きが見られる。
- 小脳失調型(アタキシック):バランス感覚や深部感覚が障害される。
- 混合型:複数のタイプが組み合わさったもの。
脊髄障害
脊髄障害は、脊髄損傷により身体機能が障害される状態です。事故などの外傷が主な原因で、損傷の程度により「不完全」または「完全」に分類されます。
- 不完全損傷:脊髄から脳への信号が部分的に残り、感覚や運動機能が部分的に保たれる。
- 完全損傷:損傷部位以下への信号が全く伝わらず、感覚・運動機能が完全に失われる。
損傷部位が高位の場合、体全体の運動制御が失われることがあります。
筋骨格系障害
筋骨格系に起因する身体障害には、筋ジストロフィー、若年性関節リウマチ、四肢欠損・切断、筋肉や骨の変形・変性などが含まれます。これらは歩行、座位、立位、手足の使用に影響を与えます。
外傷性脳損傷(TBI)
外傷性脳損傷は、交通事故、銃撃、火傷、転倒、中毒などが原因で起こります。損傷の重症度により、身体機能の障害は様々です。
- 重度の場合:全身の運動制御が失われ、人工呼吸器が必要になることがあります。
- 軽度の場合:記憶力や反射、反応時間に軽度の問題が見られることがあります。
身体障害は多様な原因と症状があり、個々の状態に合わせたリハビリテーションが重要です。
