社会保障障害給付の対象となる理由と要件

米国社会保障局(SSA)は、就労ができない人や、通常の環境で生活できない子どもに対して障害保険を提供しています。障害保険は主に「Title II」と「Title XVI」の2種類に分かれます。

Title IIは、過去40四半期(10年)うち20四半期(5年)以上、社会保障基金に保険料を納めた労働者を対象とし、給付額は本人の収入に基づきます。一方、Title XVIは、20/40の条件を満たさない人を対象に、議会が毎年決定する一定額が支給されます。

就労不能が最も重要な基準

  • 障害給付の最大の要件は「仕事ができない」ことです。これは、現在や過去の職務を続けられないこととは別の評価です。SSAは身体的・精神的能力を審査し、規定に基づいて就労可能かどうかを判断します。年収10万ドルの仕事ができなくても、年収1万8千ドル程度の仕事ができる場合は給付が否定されることがあります。過去の収入は給付額の算定にしか影響せず、就労能力の判断材料にはなりません。

医療条件リスト(Listings)

  • SSAは「障害リスト(Listings of Impairments)」という包括的な医療条件カタログを保有しています。申請者がリストに掲載された診断名を持つか、SSAの医師が同等と判断すれば、障害給付は自動的に認められます。

    リストに該当しない場合でも、重度の医療診断があると判断されれば、SSAは「他の仕事ができるか」や「基本的な作業(歩行、立位、持ち上げ、階段昇降、2時間以上の作業継続など)が可能か」を評価します。

子どもの障害給付

  • 子どもの障害給付は、子どもの「機能」への影響を基準にします。子どもは学校で学習・集中・他の子どもとの交流、指示に従うことが求められます。成人と同様に、障害リストが子どもの障害にも適用され、該当診断・同等診断、または機能に重大な支障を来す重度の状態であれば給付が認められます。

治療遵守(Compliance)

  • すべての申請者は、医師が指示した治療を遵守する必要があります。薬物療法や理学・精神療法の実施が求められ、これを怠ると給付は認められません。SSAは、治療を受けても症状がリストに相当するか、または重度である場合にのみ障害給付を許可します。

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