吃音の種類と原因

発達性吃音

最も一般的なタイプで、子どもが言語発達の過程で経験することが多い。主に2歳から6歳の間に、言いたいことを探すうちに音や音節が長くなる、繰り返す、または言葉が出にくくなる。男児に多く見られるが、ほとんどは成長とともに自然に解消する。

神経因性吃音

脳と神経系、筋肉間の信号伝達が乱れることで起こる。呼吸、声帯の振動、口や喉の筋肉による調音といった複雑な動作が適切に協調できないために発生する。主な原因は脳卒中や外傷などの脳損傷で、重症度はさまざまである。

精神因性吃音

発達性や神経因性では説明できないケースで、心理的要因が関与すると考えられる。かつては多くが精神因性とされたが、実際はごく一部に過ぎない。公衆の前で話すことへの恐怖や電話での会話への不安は、吃音そのものから生じる二次的な感情であり、広範な精神疾患とは区別される。

精神因性吃音は稀であるが、特定の精神疾患や極度の心理的外傷が原因で成人に現れることがある。親が子どもの吃音に対して否定的・過度に罰することで吃音が生じるという説は、研究により否定されている。

遺伝的要因

吃音は家族内で遺伝するケースが多く、遺伝子が関与していると考えられる。遺伝と環境要因の区別が難しいため、決定的な証拠はまだ得られていないが、いくつかの遺伝子がリスクに関わっている可能性が示唆されている。

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