骨髄異形成症候群
骨髄異形成症候群は、骨髄の細胞が損傷した血球を産生し、正常に成熟できない状態の総称です。その結果、赤血球、白血球、血小板の数が減少し、貧血や出血傾向、感染リスクが高まります。
原因
- がん治療に用いられるDNAを損傷する薬剤(例:アルキル化剤やプラチナ製剤)
- 放射線被曝
- ベンゼンなどの化学物質への長期曝露
主な症状
- 疲労感や息切れ(貧血に起因)
- 容易にあざができる、出血しやすい(血小板減少)
- 夜間の発汗、体重減少、食欲不振
- 白血球減少による感染症の頻発
治療法
- 症状が軽度の場合は経過観察のみの場合もある
- 血液製剤(赤血球・血小板輸血)による対症療法
- 低用量の化学療法薬やエリスロイド製剤で血球産生を促進
- 造血幹細胞移植は根本的な治療として有効とされる
