車椅子の種類と選び方

車椅子は利用者の移動をサポートし、生活の質を向上させるための重要な道具です。購入前に以下のポイントを確認しましょう。

  • 屋内用か屋外用か
  • 折りたたみ可能か、車のトランクに入るか
  • 電源タイプ(手動・電動)
  • 重量と可搬性
  • 調整機能の有無
  • 保証内容と価格

手動車椅子

使用者または介助者が自ら押したり引いたりして移動します。後輪は軸に取り付けられ、足で踏んだり手でハンドルを引くことで前後に進みます。速度は使用者が直接コントロールでき、上半身の筋力と協調性が必要です。足ペダルやハンドレバーを装着すれば、移動が楽になります。

電動車椅子

上半身の筋力や協調性が不足している方に適しています。バッテリーは座席下に搭載され、充電式です。操作はアームレストや前方に取り付けたジョイスティックで行い、空気圧の吸引・放出で前進・後退を制御します。傾斜やリクライン、シート・レッグ・アームレバーの昇降機能など、利用者の身体機能や長期的なニーズに合わせてカスタマイズできます。

2009年時点で主に3種類のバッテリーが使用されていました。

  • ウェットセル:軽量で安価。過充電や燃焼リスクが低いが、漏れやすく航空機搬送は不可。
  • ゲルセル:重量はあるが漏れず、航空機搬送が可能。
  • AGM(吸収性ガラスマット):最も重く高価だが、漏れなしでメンテナンスフリー、航空機搬送にも適合。

多くの電動車椅子は専用充電器がなくても、電源コードを差し込むだけで簡単に充電できます。

スクーター型車椅子

小さな4輪と低いプラットフォームが特徴です。使用者の好みやニーズに合わせて、シートを回転させて左右どちらでも乗降できるように設計できます。ただし、運転姿勢が固定されやすく、長時間使用すると不快になることがあります。

立ち上がり車椅子

使用者が立位を保ちながら移動できるよう、油圧ポンプでシートを持ち上げたり傾けたりします。自宅はもちろん、公共施設でも安全に立ち上がりが可能です。

肥満体重用車椅子

体重250ポンド(約113kg)以上、最大1,000ポンド(約454kg)まで対応できる特別仕様です。シート幅は20〜34インチと幅広く、フレームはステンレス鋼、炭素鋼、または補強鋼で作られます。カバーやクッションは様々な素材で提供され、耐久性と快適性を両立させます。

小児用車椅子

子どもの使用を想定し、座位・リクライン・フラットの3段階で姿勢を調整できます。年齢や成長に合わせてサイズやモデルが選べ、特殊なニーズに応えるカスタムタイプもあります。コンター形状のシートで快適さを追求し、軽量化と安全性が向上しています。

スポーツ車椅子

スポーツに特化した設計で、競技種目に応じたフレーム形状と安定性を提供します。軽量フレームが主流ですが、折りたたみはできません。急激な方向転換や高速走行に耐えるよう、構造的に頑丈に作られています。

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