ストレッチャーの目的とは?

搬送

ストレッチャーは、治療が必要な重傷者や意識不明の患者を安全に移動させるための装置です。体重だけで引きずると体がたわみ、二次的な怪我を招く恐れがあります。ストレッチャーを使えば、患者を転がしながら両手を自由に保てるため、ドアを開けるなどの作業も同時に行え、搬送がスムーズになります。

外傷の固定

頭部・脊椎損傷や骨折など、患者を動かすとさらに損傷が拡大するケースでは、全身を固定できるストレッチャーが不可欠です。ストレッチャーにブレースやロールを追加すれば、搬送中の揺れを最小限に抑え、患者の安全性が向上します。

攻撃的な患者への対応

暴れる患者や自傷行為の恐れがある場合でも、ストレッチャーに組み込まれたストラップや布製バンドで四肢を固定すれば、患者が介護者を攻撃したり、点滴や酸素装置を外すことを防げます。

即席ストレッチャーの活用法

ストレッチャーが手元にないときは、代用品で安全に搬送できます。

  • キッチンチェアに患者を固定し、立位での搬送に利用。
  • 毛布やシーツを長方形に広げ、体を包んで担架代わりに使用(搬送中にたわまないよう、複数名で支えると効果的)。
  • 頑丈なドアや幅のある板を横にして、簡易的な支えとして活用。

これらの代用品は、適切に固定すれば一時的な搬送手段として十分に機能します。

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