胎児性アルコール症候群(FAS)の見分け方と早期対応

妊娠中に母親がアルコールを摂取すると、胎児性アルコール症候群(FAS)と呼ばれる身体的・精神的・行動的障害が生じます。これらの子どもは学習や社会生活に困難を抱えることが多く、早期に症状を認識することで適切な支援が可能になります。

確認手順

  1. 乳児期の兆候を観察する

    FASの新生児は成長不良として診断されることがあります。低体重や頭囲の小ささ、授乳や睡眠の問題が見られます。また、出生時に心室中隔欠損など心臓の先天性疾患があることもあります。

  2. 顔面特徴をチェックする

    成長に伴い、以下のような顔面の特徴が現れます。頭が小さく、顎が細く、鼻が短く上向き、上唇が薄いことが多いです。口唇と鼻の間の皮膚は凹みがなく滑らかで、頬は平坦です。眼窩は狭く、上まぶたと眉毛の間の皮膚が折れ曲がっている(アジア系に見られる特徴)ことがあります。

  3. 医師に相談し他の身体的兆候を確認する

    FASは関節、四肢、歯の異常とも関連しています。視覚・聴覚障害も一般的です。手のひらにシミアンライン(一本の横しわ)があるか確認してください。通常は二本のしわがあるはずです。

  4. 行動上の問題に注意する

    FASの子どもは過活動で、注意力が続かず衝動コントロールが難しいことが多いです。会話は多いものの、社会的判断力に欠ける傾向があります。

  5. 知的発達を評価する

    発達遅延や学習障害が見られ、知的障害やIQの低下が一般的です。

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