深刻な知的障害(PID)とは何か

深刻な知的障害(PID)の概要

深刻な知的障害(Profound Intellectual Disability、以下PID)は、知的機能と適応行動に著しい制限がある重度の神経発達障害です。人口の約1〜2%が該当します。

知的機能の特徴

PIDの方はIQが20〜25未満であることが多く、極めて限定的な認知能力しか持ちません。言語の理解・使用、新しい技能の習得、環境への適応が困難です。また、運動障害や感覚障害、その他の健康問題を併せ持つことがあります。

適応行動と日常生活

適応行動とは、日常生活に必要な自己管理・コミュニケーション・対人関係のスキルを指します。PIDの方は食事・着替え・入浴などの基本的な活動に広範な支援が必要で、社会的な合図や適切な対人関係の理解も難しいです。

主な原因

PIDは遺伝的異常や妊娠・出産時の要因で生じることが多く、ダウン症候群、脆弱X症候群、胎児性アルコール症候群などが代表例です。出生前・出生時・出生後の脳損傷も原因となります。

支援と治療のアプローチ

治療は個々の能力を最大限に引き出す支援に重点を置きます。特別支援教育、行動療法、作業療法、言語療法などが主な介入です。また、日常生活の介助や生涯にわたるケアが必要になることが一般的です。

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