修正アッシュワース尺度(MAS)の実施手順と評価方法

修正アッシュワース尺度(Modified Ashworth Scale: MAS)は、上位運動ニューロン症候群に伴う筋痙縮(スパスティシティ)を評価するための指標です。スケールは0(筋緊張の増加なし)から4(極めて硬直)までの5段階で評価され、通常は理学療法士や資格を有する医療従事者が実施します。

評価手順

  1. 肘関節を完全に屈曲させ、徐々に最大限まで伸展させます。この姿勢での筋硬直度を0〜4のスケールで記録します。

  2. 肘関節をできるだけ伸ばした状態で、手首を最大限まで伸展させます。筋硬直度を評価し、スコアを記録します。

  3. 肘関節を伸ばしたまま、すべての指を最大限まで伸ばし、スコアを記録します。その後、指全体ではなく親指だけを伸ばす動作を行い、再度評価します。

  4. 座位で足を前方に垂らし、膝関節を可能な限り伸展させます。ハムストリングスの筋硬直度を評価し、スコアを記録します。

  5. 脚全体を最大限まで伸ばし、四頭筋の筋硬直度を評価してスコアを記録します。

  6. 脚は固定したまま、足先をできるだけ下向きに曲げ、腓腹筋(ふくらはぎ)の筋硬直度を評価し、スコアを記録します。

  7. 膝関節を約15度に屈曲させ、足を下向きに置いた状態から、脚は動かさずに足先を上向きに徐々に動かします。ヒラメ筋の筋硬直度を評価し、スコアを記録します。

障害(ディスアビリティ) - 関連記事