小児脳性麻痺児のための支援技術
評価
脳性麻痺の子どもの粗大・微細運動機能は、医療・教育の専門家による評価で把握します。評価結果に基づき、コミュニケーション、移動、健康・衛生に必要な機器や支援を選定します。
移動支援
車椅子、スタンダー、特別な椅子などが必要になることがあります。安全を確保するため、機器の調整や部品・スイッチのメンテナンスが重要です。子どもの筋力が向上すれば、適切なスイッチで操作できる自動車椅子が自立を促します。
健康・衛生
特別なトイレシートや、トイレ・シンク・浴槽周辺のクッションや手すりは、安全性を高めます。取り外し可能なシャワーヘッドは、介助者が扱いやすく、衛生管理をサポートします。
コミュニケーション
コミュニケーション支援機器は、絵カードやスイッチだけでも利用できます。スイッチは子どもの力に合わせて手・足・膝・頭などで操作できる形状があります。タッチスクリーンやラップトップなどの高度なデバイスも活用できます。
食事用具
作業療法士が子どもの自立的な食事を支えるため、適切な食器やカトラリーを評価します。サイズや形状、補強具は子どもの可動範囲に合わせて選びます。食べ物をすくいやすい皿や、吸引・飲み込み能力に合わせたカップやストローも用意します。
