障がい者向け支援技術の活用ガイド
支援技術(Assistive Technology)とは、日常生活や仕事、コミュニケーション、レクリエーションなど、さまざまなタスクを遂行する際に役立つ装置やツールの総称です。支援技術は用途や対象となる障がいの種類に応じて多岐にわたりますが、主に音声、独立生活、視覚、聴覚、学習に関する支援機器に分類されます。
音声支援技術
音声支援は、受容言語(理解)と表出言語(発話)の二つに大別されます。
- 受容言語支援は、認知障がいを持つ人が情報を理解しやすくするためのツールです。例として、手順が詳細に書かれたレシピブックや、絵カードで構成されたスケジュール表が挙げられます。
- 表出言語支援は、話すことが困難な人が自分の意思を伝えるための装置です。喉の手術後や外傷性脳損傷、先天性言語障がいの方が利用します。具体例は、ピクチャーシンボルブック、電子音声装置、音声合成ソフト、電話と連動できるテレタイプライター(TDD)などです。
学習障がいへの支援技術
学習障がいは個々のニーズに合わせて多様な支援が提供されます。たとえば、読字障がいのある学生は、教科書を録音したテープレコーダーを使用することで、文字を読む負担を軽減しながら学習できます。
ADHD(注意欠陥・多動性障がい)への支援技術
ADHDの学生には、年齢に適したスケジューラ(デジタルアシスタント、ノート、チェックリスト)や、座席に留まるためのストレスボールなどのハンドフィジェットが有効です。また、iPod と iPREPpress という学習ガイド配信サービスを活用すれば、音声で教材やテスト対策を提供し、集中力を高めることができます。
手の使用が制限される人への支援技術
手の機能が制限されている方は、ノートや教会での記録にノートパソコンやタブレットなどの携帯型コンピュータを使用すると、ペンと紙を使わずに情報を書き留められます。さらに、薬局で入手できる簡単に開く蓋や、様々なサイズの瓶に対応したレバーレスジャーオープナーなどの生活補助具も役立ちます。
支援技術は必ずしも高価ではない
支援技術はハイテクで高価なものから、低コストのシンプルなものまで幅広く存在します。療育カタログやディスカウントストアで購入できるほか、DIYで自作することも可能です。
