障害者のための身体活動ガイド

適応有酸素運動

有酸素運動は、障害の有無にかかわらずすべての人に有益です。障害者における適応有酸素運動は、筋肉量が減少している、または自律神経・心血管機能が低下している、あるいは薬剤の影響で生理的反応が変化している方を対象とします。そのため、個々の能力や状態に合わせて運動プログラムを調整する必要があります。

筋力トレーニング

車椅子利用者にとっては、移乗やバランスに関わる筋肉の強化が特に重要です。反復的な移乗は筋肉の不均衡を招きやすく、肩のストレッチを含むバランスの取れた筋力トレーニングは痙攣の緩和や怪我の予防に役立ちます。下半身麻痺(対麻痺)や多発性硬化症、脳性麻痺の方も、ウェイトベンチに仰向けに寝かせ、体幹や下肢を安定させた状態でトレーニングを行うと効果的です。安定ベルトの使用や、持ち上げ前のストレッチ、滑らかな動作など安全リフトのルールを守ることがポイントです。

柔軟性と持久力

拘縮(筋肉の短縮や硬直)を抱える方は、柔軟性トレーニングで関節可動域を広げることが重要です。仰向けや腹ばいの姿勢で行うストレッチは、筋肉の緊張を和らげます。四肢麻痺(四肢麻痺)患者には、上肢自転車、プールでの水泳、座位で行う有酸素運動などが有効です。握りやすいグリップ手袋やカフス、体幹安定ベルトを装着することで、機器のハンドルを確実に握り、トレーニング中の安全性を高められます。

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