クッシング症候群と肝臓の関係
症状
クッシング症候群は、血中コルチゾールが過剰になることで様々な症状を引き起こします。肝臓が腫大(肝腫大)になることもあり、しばしば自覚されません。肝酵素検査で初めて判明することが多いです。主な症状としては、体重増加、倦怠感、筋力低下、容易にあざができる、感情コントロールの低下、満月様顔(ムーンフェイス)、にきび、喉の渇きと頻尿などがあります。
診断
クッシング症候群は比較的簡単に診断できますが、見落とされることがあります。血液・尿中のコルチゾール測定や、低用量デキサメタゾン抑制試験などが標準的です。
リスク要因
合成コルチゾールを含むステロイド薬の長期使用は最大のリスクです。また、糖尿病や肥満のある人、良性下垂体腺腫を持つ人、うつ病・不安障害・アルコール依存症の患者もリスクが高まります。
予防
特効薬による予防法はありませんが、早期発見が重要です。体調の変化に注意し、定期的に医師の診察を受けましょう。肝腫大が放置されると肝不全に至り、生命に関わる重大な合併症を引き起こします。
治療
治療は原因に応じて選択します。腫瘍が原因の場合は手術、放射線療法、化学療法が行われます。薬物療法としては、コルチゾール合成を抑える薬(例:ケトコナゾール、ミトタン)などが使用されます。
