骨疾患の兆候と症状
骨は体を支え、動きを可能にする生きた組織です。Medline Plusによると、骨を健康で強く保つには十分な運動、カルシウム、ビタミンDの摂取が重要です。これらは骨密度の低下予防にも役立ちます。しかし、健康的な生活習慣を続けても、骨疾患に罹ることがあります。骨疾患の兆候が疑われる場合は、早めに医師の診断と治療を受けましょう。症状は疾患の種類によりさまざまです。
パジェット病(Paget病)
通常、骨は古い骨組織が分解され新しい組織が再構築されるサイクルを繰り返します。パジェット病はこの「リサイクル」過程が乱れ、骨が変形しやすく脆くなる疾患です。関節や骨に不快感が生じることがありますが、症状が出ない人もいます。主な症状は以下の通りです。
- 持続的な鈍い骨の痛み(夜間に悪化することがある)
- 関節の腫れ、こわばり、痛み
- 骨が拡大して神経を圧迫し、しびれ、チクチク感、視力障害、難聴、筋力低下が現れることがある
- 骨折のリスク増大
多発性骨髄腫による骨疾患
多発性骨髄腫は形質細胞(白血球の一種)のがんで、異常な形質細胞が骨や骨髄に蓄積します。骨髄腫が骨に浸潤すると、以下のような症状が現れます。
- 排尿障害
- 背部や肋骨の痛み
- 脚のしびれや脱力感
- 骨の痛みや骨折
- 体重減少、倦怠感、吐き気・嘔吐、感染症、便秘、全身の筋力低下などの全身症状
骨がん(骨肉腫)
骨がんは骨そのものから発生するがんで、他のがんが転移して骨に影響を与える骨髄腫とは区別されます。どの骨にも発生し得ます。主な症状は以下の通りです。
- 慢性的な疲労感
- 骨の脆弱化と骨折
- 意図しない体重減少
- 持続的な骨の痛みや圧痛、腫れ
