Haemophilus influenzae(インフルエンザ菌)の原因は何ですか?
原因
Haemophilus influenzae type b(Hib)菌は鼻や喉に常在し、症状を伴わないこともあります。免疫が低下したり、体の防御機構が弱まると菌が体内に侵入し、肺炎や喉頭炎、髄膜炎、脳炎などの侵襲性疾患を引き起こします。
拡散経路
感染者の鼻や喉からの飛沫や分泌物と接触することで広がります。咳やくしゃみによる飛沫が主な感染手段で、症状がなくても他者に菌を拡散させることがあります。
症状
- 髄膜炎:発熱、嘔吐、首のこりや硬直、全身の倦怠感など。
- 肺炎、喉頭炎、骨髄炎、血流感染など、他の部位でも感染が起こります。
リスク群
特に3か月から2歳までの幼児が罹患しやすく、5歳以上の子どもではまれです。また、アメリカ先住民やイヌイットなど特定の民族集団で感染リスクが高いことが報告されています。
治療と予防
まずは抗生物質による治療が行われます。Hibに曝露された子どもには、リファンピンなどの抗生物質を投与し、感染を予防・拡大防止します。
ワクチン接種
Hib結合型ワクチンの導入により、Hib感染は大幅に減少しました。2か月齢から接種が可能で、米国では5歳未満の子どもの感染率が95%以上低下しています。
