乳児に見られる肝疾患の症状
肝臓の役割
肝臓は人体で最大の臓器で、血液中の毒素除去、感染防御、脂肪や脂溶性ビタミンの吸収を助ける胆汁の生成など、さまざまな重要機能を担っています。
黄疸(皮膚や眼球の黄変)
肝機能が低下するとビリルビンが血中に蓄積し、皮膚や白目が黄色くなります。黄疸は肝疾患の最も一般的な初期サインで、唯一の症状であることもあります。
門脈圧亢進症
腸から肝臓へ血液を運ぶ門脈の血圧が異常に上昇すると、肝臓を経由せずに血流が別の血管へ迂回し、食道静脈や胃粘膜に静脈瘤ができやすくなります。主な症状は腹部膨満感や消化管出血です。
腹部膨満
肝臓や脾臓の肥大、または腹腔内に液体がたまることで腹囲が大きくなることがあります。これも肝疾患のサインの一つです。
かゆみ(掻痒感)
胆汁が体内に蓄積すると全身にかゆみが生じます。特に顔や耳の中、足裏に現れやすいです。皮膚を保湿し、爪を短く切っておくと皮膚損傷を防げます。
診断のポイント
医師は症状の確認に加え、身体検査、肝生検、肝酵素検査、超音波検査、CTスキャンなどを組み合わせて診断します。症状は子どもによって異なるため、慎重な評価が必要です。
