Clostridium botulinum(ボツリヌス菌)について

Clostridium botulinum(ボツリヌス菌)は、土壌中に広く存在する嫌気性の桿菌です。7つの血清型のうち4型はヒトに有害な神経毒素を産生し、ボツリヌス症を引き起こします。

ボツリヌス症とは

Clostridium botulinum に感染すると、筋肉の麻痺を伴う致死性の症状「ボツリヌス症」になります。

感染経路

成人の主な感染経路は、毒素を含む食品の摂取や傷口からの感染です。CDCによれば、乳児の感染は土壌や蜂蜜からの摂取が最も多いと報告されています。

症状

感染後18〜36時間で、視力低下や二重視、言語障害、筋力低下、嚥下困難などが現れます。

治療法

早期診断が鍵です。抗毒素投与、人工呼吸器による呼吸補助、創傷ボツリヌス症の場合は感染組織の外科的除去が行われます。手術後は抗生物質が併用されます。

罹患率

Clostridium botulinum による感染は極めて稀で、CDCの統計では年間約145例報告されています。

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