寝汗の鑑別診断

生理的要因

寝室の温度が高すぎる、布団が多すぎるなどの環境要因や、発熱が原因で寝汗が出ることがあります。大量のアルコール摂取、妊娠・閉経期も寝汗の一般的な原因です。女性でない、年齢が妊娠・閉経に該当しない場合は除外できます。

代謝・生化学的障害

低血糖や糖尿病などの血糖調節障害、肥満、インスリンなどの薬剤、腎臓や消化器の疾患、甲状腺機能亢進症、降圧薬なども寝汗を引き起こすことがあります。

感染症

ライム病、結核、マラリア、HIV感染などは寝汗を伴うことがあります。発熱、咳、咽頭痛、リスク要因の有無を確認し、肝臓・腎臓・心内膜炎・肺感染などの臓器感染も考慮します。

腫瘍・構造的異常

白血病、ホジキン病、リンパ腫、腎臓の悪性腫瘍などのがんは寝汗の警告サインになることがあります。体重減少も重要な指標です。憩室炎、腸閉塞、クローン病、潰瘍性大腸炎などの腸の異常や、線維筋痛症・慢性疲労症候群などの自己免疫疾患でも寝汗がみられます。

毒性・薬剤

特定の抗うつ薬などの薬剤毒性、アルコールの過剰摂取や離脱、ヘロインのデトックス、重金属(特に水銀)中毒が寝汗を引き起こすことがあります。詳細な問診・身体診察と検査で原因を特定します。

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