オメガ6と炎症性疾患の関係と対策
重要性
炎症性疾患はにきびからがんまで数百種あり、米国で食料供給が豊富なことと相関して増加しています。米国人の食事は植物油(スナックやファーストフードに多用)、ナッツ、種子、トウモロコシ、肉など、オメガ6脂肪酸が豊富です。
オメガ6は体内で合成できない必須脂肪酸で、脳機能、皮膚・毛髪・骨の健康、代謝調節、生殖器の保護に重要です。しかし「良いものも過剰は禁物」という格言が当てはまります。
機能
体はオメガ6から血液凝固、細胞増殖、炎症を促すホルモンを作ります。炎症は免疫が感染に備えるために必要ですが、過剰になると脳卒中やがんなどのリスクが高まります。
対策(カウンターアタック)
オメガ6ホルモンの影響を抑えるにはオメガ3とバランスを取ることが重要です。サーモン、サーディン、ニシン、ツナ、ホタテ、エビ、くるみ、冬かぼちゃ、エクストラバージンオリーブオイルなどがオメガ3の供給源です。オメガ3はオメガ6の炎症を抑える働きをし、適切な血液凝固と細胞増殖を維持します。
バランスの取り方
専門家の見解は分かれますが、米国人はオメガ6をオメガ3の14〜25倍摂取しており、健康効果が相殺されています。メリーランド大学医療センターの研究では、オメガ6:オメガ3 の比率は2〜4:1 が適切とされています。一方、Udo Erasmus博士はオメガ3をオメガ6の2倍摂取すべきと主張しています。
考慮点
オメガ6が過剰だからといって必ずしも健康に害があるわけではありません。2009年1月の米国心臓協会のレビュー(24件以上の研究)では、オメガ6の高い摂取は心血管系の炎症原因ではなく、むしろ減らすと心疾患リスクが上がる可能性が示唆されています。
予防・解決策
過不足の議論はあるものの、ほとんどの栄養専門家は米国人の食事にオメガ3が不足していると指摘しています。果物・野菜・食物繊維豊富な全粒穀物・オリーブオイル・週2回以上の魚・鶏肉・赤身肉を中心にした食事が、オメガ6による炎症性疾患の最善の対策です。
