氷で冷やす

アキレス腱の痛みがあるときは、足を高く上げてかかとに氷を当てます。直接氷を当てると凍傷の恐れがあるので、タオルなど薄い布で包んでから20分程度冷やしましょう。炎症を抑える効果が期待でき、1日3回程度行うのが目安です。


安静にする

痛みが出たら無理に動かさず、痛みを悪化させる動作は避けましょう。できるだけ足への負荷を減らし、必要に応じて医師から歩行ブーツやギプスを処方してもらうと、腱をしっかり休ませることができます。


ヒールリフト(かかと高めインソール)

ドラッグストアや靴店で購入できるヒールリフトは、かかとを少し持ち上げて腱への負担を軽減します。しっかりした靴に合わせて使用すれば、足全体のサポートが向上し、痛みの改善が期待できます。


ストレッチ

軽いストレッチは血流を促進し、炎症を和らげます。ふくらはぎとアキレス腱をゆっくり伸ばし、伸ばした後は優しくマッサージしましょう。過度に伸ばしすぎると逆に損傷する恐れがあるので、痛みを感じない範囲で行い、運動前の準備運動として取り入れると効果的です。


薬物療法

医師の指示のもと、痛みと炎症を抑える薬を使用します。代表的なのはイブプロフェンなどの非ステロイド性抗炎症薬(NSAID)です。用法・用量を守り、胃腸への負担が心配な場合は食後に服用するなどの工夫が必要です。


手術(最終手段)

保存的治療で改善しない場合、足の専門外科医に紹介され手術を受けることがあります。手術では損傷した腱や組織を修復し、術後はリハビリテーションで筋力と柔軟性を取り戻す必要があります。手術は最終手段として、他の治療法が効果を示さないときに検討します。