迷路炎の治療法は?
治療の基本方針
迷路炎の治療は、症状の緩和と回復促進が中心です。主な治療法は以下の通りです。
1. 薬物療法
抗嘔吐薬:プロクロルペラジン(コンパジン)やメクリジン(アンチヴァート)などが嘔吐や吐き気を抑えます。
前庭抑制薬:ジアゼパム(バリウム)やロラゼパム(アティバン)などでめまいや回転性めまいを軽減します。
抗ヒスタミン薬:ジメンヒドリナート(ドラマミン)やメクリジン(ボニン)などの市販薬もめまいや乗り物酔いに有効です。
2. 安静と水分補給
十分な休養が回復に不可欠です。急な頭部の動きや強い光など、症状を悪化させる活動は控えましょう。
脱水は症状を悪化させるため、こまめに水分を摂取してください。
3. 理学療法(前庭リハビリテーション)
理学療法士が個別のエクササイズを指導し、脳が前庭機能の障害を補償できるよう訓練します。
4. カナリス再配置法(Epley法など)
医療従事者が行う特定の頭部・体位変換で、内耳にあるカルシウム炭酸塩結晶(耳石)を元の位置に戻し、めまいを改善します。
5. 生活習慣の見直し
カフェイン、アルコール、ニコチンなど症状を悪化させやすい刺激は控えましょう。
日常動作は徐々に慣らし、必要に応じて杖や歩行器でバランスをサポートします。
6. 手術
保存的治療で改善しない場合や構造的な問題があるときは、稀に手術が検討されます。
症状や原因は個人差がありますので、必ず医師の診断を受け、適切な治療計画を立ててください。
