薬物・アルコール使用評価ツールの紹介

CAGE‑AID(薬物を含むCAGE)

1991年にRebeccah Brown と L.A. Rounds が開発した、標準的な CAGE アルコール質問票を薬物使用に拡張したスクリーニングツールです。4 つの質問で数分で実施でき、飲酒や薬物使用に関する問題の有無を簡易的に評価します。生涯の使用歴に焦点を当てるため、現在の問題と過去の問題を区別できない点が弱点です。肯定的な回答は、さらなる面談や詳細評価が必要であることを示します。

  • 「C」:飲酒や薬物使用を減らすべきだと感じたことはあるか。
  • 「A」:飲酒や薬物使用について批判されてイライラしたことはあるか。
  • 「G」:飲酒や薬物使用で罪悪感を感じたことはあるか。
  • 「E」:朝の緊張を和らげるために飲酒や薬物を使用したことはあるか。

Michigan Assessment Screening Test for Alcohol and Drugs(MAST‑AD)

2004年に Joseph Westermeyer、Ilhan Yorgic、Paul Thuras が Michigan Alcohol Screening Test を基に改訂した 24 項目の尺度です。薬物・アルコール使用問題の有無と重症度を評価することに特化しており、問題の範囲を正確に把握できる点で信頼性が高いとされています。

Adult Substance Use Survey(ASUS)

1993年に Kenneth Wanberg が作成した自己記入式の 64 項目アンケートです。薬物・アルコール使用の頻度や量、生活への影響、そして使用をやめたいという動機付けを総合的に測定します。クライアント自身が回答するため、自己認識の程度も評価できます。

Chemical Dependency Assessment Profile(CDAP)

2000年に Thomas Harrell、Michael Honaker、Elizabeth Davis が開発した自己記入式評価ツールです。使用歴・使用パターン、使用に対する信念や期待、身体的・心理的症状、対人関係への影響、日常生活や反社会的行動への影響など、薬物依存の多面的側面を網羅的に評価します。

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