薬物乱用がもたらす心理的影響
幻覚剤(Hallucinogens)
幻覚剤は使用者の現実認識を変える作用があり、LSD、メスカリン、シロシビン(マジックマッシュルーム)、サルビアなどが含まれます。
潜在的な精神・感情の問題を抱えている人では、症状が悪化することがあります。Rethink.orgによれば、幻覚剤の影響は精神病様の症状に似ており、感受性が高い人では精神疾患の発症リスクが高まります。
長期的な副作用の例として、HPPD(Hallucinogen Persisting Perception Disorder)があります。薬物使用後も知覚の乱れが続き、強い苦痛を伴う状態です。
覚醒剤(Stimulants)
覚醒剤は心拍数・代謝・思考・知覚を高速化させます。代表的な薬物はアンフェタミン、コカイン、エフェドリン、ピペリジンなどです。
乱用による精神的影響として、不安増大、思考の奔走、偏執感、睡眠障害が挙げられます。長期的な不眠は「アンフェタミン精神病」を引き起こすことがあり、幻覚や感情・知覚の乱れを伴います。
慢性的に使用すると抑うつ、精神的疲労、日常の快楽感の低下が見られます。
鎮静剤(Depressants)
鎮静剤は覚醒剤とは逆に、知覚・思考・心拍数・呼吸を抑制します。ベンゾジアゼピン系薬、アルコール、バルビツール酸系薬、その他の鎮静剤が該当します。
短期的な乱用は記憶喪失(ブラックアウト)や眠気、気分変動、認知機能低下を引き起こします。長期使用は永続的な記憶障害、抑うつ、悪化した不安をもたらすことがあります。
一部の鎮静剤の離脱は震え、痙攣、最悪の場合死に至る危険があります。
ハームリダクションのポイント
薬物の心理的リスクを完全に回避する唯一の方法は使用しないことです。しかし、使用を選択した場合はリスク低減策があります。
まず、薬物の作用・相互作用・副作用を事前に調べ、リスクを正確に把握しましょう。未知の物質や出所が不明なものは絶対に摂取しないこと。新しい薬物を試す際は、常に sober な信頼できる仲間を同伴させ、最小有効量から始めます。影響下での運転や危険な行動は厳禁です。
警告
既に双極性障害やうつ病などの精神疾患を抱えている人が高用量の薬物を使用すると、特に深刻な心理的影響が現れる可能性があります。
