アタラックス(ヒドロキシジン)と眼圧
ヒドロキシジン(アタラックス)の作用
ヒドロキシジンはヒスタミン受容体をブロックし、くしゃみや鼻水、蕁麻疹などのアレルギー症状を抑えます。また、不安や緊張を和らげる短期治療薬としても使用され、中枢神経系の活動を低下させ、アレルギー反応時の腫れやかゆみを防止します。
アタラックスの主な用途
アタラックスは主に以下の目的で使用されます。
- 不安や緊張の緩和(鎮静剤として)
- 手術や麻酔時の補助薬
- 吐き気、乗り物酔い、嘔吐の予防・治療
- 蕁麻疹や皮膚炎などのアレルギー性皮膚症状の緩和
- アセチルコリンやセロトニンに影響し、鎮痛や鎮静効果をもたらす
眼圧とアタラックス
アタラックスは抗コリン作用を持ち、アセチルコリンの働きを阻害します。そのため、眼内圧が上昇しやすく、緑内障のリスクが高まります。視界がぼやけることがありますが、これは必ずしも眼圧上昇を意味しません。
緑内障は眼球内の液体排出が滞り、眼圧が上がる疾患です。自覚症状が少なく、放置すると視神経が損傷し失明に至る可能性があります。緑内障患者や眼圧が高い方は、アタラックスの使用に注意が必要です。
副作用
主な副作用は眠気や注意力低下で、機械操作や運転は避けるべきです。アルコールとの併用は副作用を増強します。その他、前立腺肥大による排尿障害、痙攣、てんかん発作の悪化などがあります。呼吸困難、顔面・口唇・舌・喉の腫れ、混乱、震えなどの重篤な症状が現れたら直ちに医師に連絡し、使用を中止してください。
軽度の副作用として、めまい、視力低下、頭痛などがあります。副作用はFDAへ報告できます(電話番号 1-800-FDA-1088)。
用量と服用方法
服用を忘れた場合は、次の服用時間が近くなるまで待ち、忘れた分は服用しません。過剰服用の疑いがある場合は、すぐに救急医療を受けてください。過剰服用の症状には、強い眠気、吐き気、嘔吐、めまいなどがあります。
他に服用中の薬(風邪薬、抗アレルギー薬、鎮静剤、オピオイド系鎮痛薬、睡眠薬、筋弛緩薬、抗てんかん薬、抗うつ薬など)や市販のサプリメントがある場合は、必ず医師に伝えてください。
