耳の感染症に効果的な対策は?

耳の感染症は米国で子どもが医師を受診する最も一般的な理由です。ニューヨーク・タイムズの調査によると、3歳までに約75%の子どもが一度は耳の感染症を経験します。大人でも感染症は起こりますが、頻度ははるかに低いです。幸いにも多くのケースは数日で自然に治り、5歳頃までにほとんどの子どもは感染症が起きなくなります(メイヨークリニック)。

特徴

  • 中耳炎は主に子どもの中耳に起こり、ウイルス感染で中耳の粘膜が腫れ、液体がたまります。これが鼓膜に圧力をかけて痛みや炎症を引き起こします。
  • 外耳道炎(スイマーズイヤー)は外耳道が湿った状態や皮膚が傷つくと細菌が増殖し起こります。綿棒での過度な掃除などが原因になることがあります。

中耳炎の治療法

  • 自然に治らない場合は抗生物質や耳管(ドレナージチューブ)で対処します。メイヨークリニックによると、約80%の患者は抗生物質なしで回復しますが、6か月未満の乳児や過去1か月に2回以上感染した子ども・大人には抗生物質が有効です。
  • 抗生物質が効果を示さない、または再発が頻繁な場合は、外科的にドレナージチューブを挿入し、液体の排出と聴力低下の防止を図ります。

外耳炎の治療法

  • 耳道内の汚れや分泌物をキュレットや吸引で除去し、薬剤が直接感染部位に届くようにします。
  • 処方される点耳薬は、酸性の抗菌剤、抗生物質、抗真菌剤、ステロイド(炎症抑制)などが含まれます。
  • 治療中は耳を乾燥させ、飛行機、スキューバダイビング、泳ぎ、入浴時の水の侵入を避けます。補聴器や耳栓の使用も控えます。

予防策

  • 中耳炎予防のため、アレルギーや風邪に対して市販の抗アレルギー薬・去痰薬を使用します。
  • 母乳育児を最低6か月続けることで免疫力が高まり、授乳時は赤ちゃんを背筋を伸ばした姿勢で抱くと耳管の機能が保たれます。
  • 受動喫煙や感染症にかかった子どもとの接触を避け、肺炎球菌ワクチン接種を検討します。
  • 外耳炎予防は、耳に異物や刺激物を入れない、過度の湿気を防ぐことが重要です。汚染された水での泳ぎは控え、手術後や感染後は特に注意します。

注意点

  • 炎症や痛みが強い場合は、市販の解熱鎮痛剤(アセトアミノフェン、イブプロフェン)で対処します。
  • 耳からの排液が見られない子どもには、処方された点耳薬で痛みを和らげることがあります。

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