鼓膜にたまる液体と中耳炎
鼓膜に液体がたまると、中耳炎(otitis media)を引き起こすことがあります。通常、耳のユースタキア管が液体を排出しますが、閉塞すると液体が溜まり、ウイルスや細菌が増殖しやすくなります。
原因
- 風邪やアレルギー、鼻炎、アデノイドの感染
- たばこの煙への曝露
- 歯の生え変わりに伴う唾液や粘液の過剰分泌
症状
- 耳の痛み、聴力低下、めまい、発熱、嘔吐、耳の圧迫感
- 乳幼児の場合:発熱、機嫌が悪い、耳からの分泌物、睡眠障害、持続的な泣き声
診断
医師は耳鏡(オトスコープ)で鼓膜裏の液体や気泡を確認し、診断を行います。
治療
細菌性中耳炎にはアモキシシリンやクリンダマイシンなどの抗生物質が使用されます。疼痛や発熱にはアセトアミノフェンやイブプロフェンなどの市販薬が有効です。
留意点
再発や慢性化した場合、ユースタキア管の機能改善のために耳管(チューブ)挿入手術が検討されます。耳管は空気を通し、液体の排出を助けます。
