骨導式補聴器(BAHA)と耳鳴り治療

耳鳴りは内耳の損傷に伴う副作用です。内耳が損傷すると、脳へ苦痛信号が送られ、鳴り、ざわめき、鼓動音、ブンブン音、さえずりなど様々な音が聞こえます。症状は断続的でも持続的でも、弱いものから強いものまで幅があります。骨導式補聴器(BAHA)を装着することで、耳鳴りの感覚が軽減されることがあります。

特徴

  • BAHAは、外科手術で側頭骨にインプラントしたポストに装着するタイプの補聴器です。ポストは耳の後ろに固定され、装置は取り外し可能で、清掃・修理・プログラム調整が容易です。

機能

  • 外耳や中耳に障害があり、従来の耳管内補聴器が使用できない方を対象としています。BAHAは増幅された音を側頭骨を通じて振動させ、蝸牛神経を直接刺激します。

効果

  • 一部の利用者では、蝸牛神経への刺激と音の増幅が耳鳴りの音をマスクし、装着中は耳鳴りが目立たなくなります。装置を外すか電源を切ると、耳鳴りは再び聞こえるようになります。

留意点

  • BAHAは聴力低下がある方のみ使用可能です。軽度の耳鳴りで聴力に問題がない場合は適用外です。重度の耳鳴りを抱える多くの方は聴力低下を併せ持ちます。適応の有無は、専門の聴覚検査(聴覚測定)を実施する耳鼻科医や聴覚士が判断します。

対策

  • 従来型の補聴器でも耳鳴りが軽減されるケースがあります。耳鳴り、難聴、または聴覚障害に悩む方は、まず耳鼻咽喉科医や聴覚士に相談し、最適な治療法を検討してください。

耳と聴覚 - 関連記事