プレドニゾンは中耳炎の治療に使用できるか?

合成ホルモン

プレドニゾンは、体内で副腎から自然に分泌されるコルチコステロイドホルモンを人工的に作り出した薬です。

作用機序

他のコルチコステロイドと同様に、プレドニゾンは炎症を直接治すのではなく、炎症を引き起こす物質の産生を抑制することで炎症を防ぎます。

中耳炎における必要性

鼓膜の裏側にたまった液体は、耳と喉をつなぐユースタキア管を通って排出されます。液体がたまり感染すると、管周辺が炎症を起こしやすくなります。

プレドニゾンと滲出液(中耳の液体貯留)

滲出液とは中耳に液体がたまる状態を指します。小児感染症ジャーナルの研究では、プレドニゾンを抗生物質と併用した治療により、71%の患者で滲出液が解消されたと報告されています。

予防・治療の選択肢

同じ研究では、プレドニゾン+抗生物質療法を受けた患者のうち、手術でドレナージチューブを装着する必要があったのはわずか14%でした。手術に頼る前に、まずこの薬剤併用療法を検討することが推奨されています。

商品名・形態

プレドニゾンは一般名です。錠剤や液体の形で販売されており、主な商品名には Liquid Pred、Orasone、Deltasone、Prednicen‑M などがあります。

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