メニエール病の治療に有効な薬剤
米国国立聴覚・言語障害研究所によると、約61万5千人が内耳の疾患であるメニエール病を抱えています。この病気は現代医学でも完全には解明されていませんが、内耳の液体バランスの乱れが原因と考えられています。主な症状は耳鳴りと激しいめまいで、めまいは数分から数時間続き、日常生活を著しく妨げます。以下では、メニエール病の症状を和らげる代表的な薬剤と治療法をご紹介します。
めまい対策薬
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乗り物酔い止めや制吐剤を使用すると、めまいによる回転感や吐き気を軽減できます。医師に相談し、Antivert(メクリジン)やバリウム(ジアゼパム)などの乗り物酔い薬を処方してもらいましょう。これらは激しい回転感を抑えるだけでなく、嘔吐や吐き気の症状も和らげます。
また、プロクロルペラジンといった制吐剤も有効です。メニエール病の発作時に嘔吐が続く場合は、医師にこの薬の使用を検討してもらってください。
利尿剤
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体内の余分な水分を排出させるために、医師は利尿剤を処方することがあります。代表的な薬剤はマックスジド(スピロノラクトン+ヒドロクロロチアジド)やダイアジド(ヒドロクロロチアジド)です。利尿により体内の総水分量が減少すれば、内耳の液体量も抑えられ、症状の頻度や重症度が軽減されることがあります。
利尿剤の副作用として頻尿やカリウム不足が起こり得ます。カリウムが不足した場合は、バナナ、オレンジ、ほうれん草などのカリウム豊富な食品で補いましょう。
注射療法
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内耳に直接薬剤を注射することで、重度のめまいを抑える方法があります。代表的な薬剤はゲンタマイシンとデキサメタゾンです。
ゲンタマイシンは抗生物質ですが、内耳に注入するとその耳の平衡機能が部分的に抑制され、健康な側の耳がバランスを引き受けるようになります。その結果、めまいが軽減しますが、聴力低下のリスクがあります。
ステロイドのデキサメタゾンは、ゲンタマイシンほど強力ではありませんが、聴力への影響が少なく、めまいの緩和に有効です。注射の適応やリスクについては、必ず担当医と十分に相談してください。
メニエール病は完治が難しい疾患ですが、上記の薬剤や治療法を組み合わせることで症状のコントロールが可能です。症状が頻繁に現れる場合や日常生活に支障が出る場合は、早めに耳鼻科専門医を受診し、最適な治療プランを立てましょう。
