重症の耳感染症の概要と対策

耳の感染症は、急性から重症までさまざまな形態があり、公衆衛生上重要な問題です。米国国立衛生研究所によれば、耳と喉をつなぐユースタキア管が詰まりやすいため、子どもや乳児に特に多く見られますが、重症の耳感染症は年齢を問わず発症します。

概要

急性の耳感染症は短期間で症状が現れ、子どもに多い中耳炎(鼓膜の後ろにある中耳の炎症)が代表的です。一方、慢性中耳炎や重症の耳感染症は長期間続くか、繰り返し発症し、耳や周囲の骨に永続的な損傷をもたらすことがあります。

原因

主に感染する部位はユースタキア管です。この管は中耳で産生された液体を喉へ排出する役割がありますが、長時間閉塞すると炎症や膿瘍が生じ、重症感染につながります。慢性の原因としては、中耳の嚢胞やコレステアトーマ、外傷による中耳の損傷、鼓膜穿孔が長期間治癒しないことなどが挙げられます。

症状

慢性の耳感染症は、急性のような激しい痛みは少ないものの、耳の圧迫感や軽い痛みが続きます。発熱や難聴も見られ、膿が外耳に排出されることがあります。

診断検査

医師は重症の耳感染症を診断するために、鼓膜の動きを評価する空気圧式耳鏡や、耳内の液体を検出するティンパノメトリーなどの検査を行います。

治療

メイヨークリニックによれば、多くの耳感染症はウイルス性が多く、抗生物質は効果がありません。そのため、自然に数日で改善することが一般的です。ただし、6か月未満の乳児や、過去30日以内に感染歴のある成人・子どもには抗生物質の投与が推奨されます。

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