スイマー耳(外耳炎)の治療と予防
外耳の保護層が過剰な湿気や外傷で損傷すると、耳の防御機能が低下し感染しやすくなります。これが「スイマー耳」や「外耳炎」と呼ばれる状態です。適切な治療と予防策を講じれば、比較的短期間で回復します。
症状
- 初期:かゆみ、軽い痛み、耳道の赤みや少量の分泌物。
- 進行:耳が詰まった感じや聴力低下、痛みが増す。耳周囲の皮膚が赤くなり、膿や水様分泌物が頻繁に出る。
- 重症例:頸部のリンパ節腫脹、耳自体の腫れ、皮膚の鱗屑、激しい痛み。これらは早期受診が必要です。
医療による治療
- 原因に応じて、抗菌・抗真菌性の耳滴剤やステロイド滴剤、酸性滴剤が処方されます。
- 診察時に耳垢や分泌物を除去し、薬剤が直接患部に届くようにします。重症や滴剤が効果を示さない場合は経口薬が追加されます。
- 滴剤の使用方法は医師に確認し、必要に応じて他者に投与を手伝ってもらうと安全です。
生活上の注意と予防策
- 治療中は耳を刺激しないようにし、入浴やシャワー時は石油ゼリーを塗った綿球で耳を覆い、水が入らないようにします。
- 水泳や潜水、飛行機の搭乗は圧力変化で痛みが増すため避けましょう。
- 感染が治癒した後は、耳をできるだけ乾燥させ、綿棒などで内部を掃除しないことが重要です。
- 医師の許可がある場合、酢とアルコール(1:1)を少量(小さじ1程度)耳に滴下し、自然に排出させると細菌予防になります。
早期の診断と適切なケアで、聴覚障害や軟骨の損傷といった合併症を防ぐことができます。疑わしい症状がある場合は、すぐに耳鼻科を受診してください。
