前庭機能障害とは
前庭系とは
前庭系は内耳にある小さな管(前庭器官)で構成され、頭部の動きを感知し、バランスや空間認識を脳に伝える役割を担っています。管内の毛細胞が頭の動きに反応し、その情報が第八脳神経を通じて中枢神経系へ送られます。
前庭機能障害
前庭機能障害は、前庭器官や第八脳神経が適切に機能しなくなることで、運動情報が脳へ伝わらなくなる状態です。片側性(単側)または両側性に発症し、バランス感覚の低下やめまいを引き起こします。
主な症状
- バランス感覚の全体的な低下や視界のぼやけ
- 片側性の場合、回転性めまい(回転感覚)が特に顕著
- 頭部を動かした際の視覚的な不安定感(視覚性めまい)
原因
前庭機能障害の原因は多岐にわたり、加齢、耳毒性薬剤の使用、外傷、感染症、血流障害などが挙げられます。
管理・治療
主な対策は患者への教育とリハビリテーションです。リスク回避策や安全な生活環境の整備、バランス補償訓練(前庭リハビリ)を通じて、失われた感覚の代償を学びます。
