耳を守るための保護具の種類と選び方

GlobalSpecによると、作業現場やレクリエーションで音圧が85デシベルを超えると耳の保護が必要です。建設現場、狩猟場、レーストラックなどが代表的な環境です。米国聴覚障害協会(HLAA)の調査では、米国成人の17%が何らかの聴力低下を抱えていることが分かっています。コンサートや屋内狩猟でも耳栓などの保護具が利用できます。

イヤープラグ

イヤープラグは耳道に直接挿入して音を遮断し、外見上はほとんど目立ちません。形状やサイズは多様で、個々の耳に合わせて成形されます。平均で15〜30デシベルの騒音低減効果があります。

  • 拡張型:発泡素材で耳に合わせて膨らみ、密閉性が高い。
  • 成形型:シリコン、プラスチック、ゴム製でサイズが選べる。
  • ボタン型:周囲の音は聞こえるが音量が抑えられる。
  • 多孔型:多孔性の発泡素材で空気流と圧力を調整しながら最高レベルの遮音を実現。

イヤーマフ

イヤーマフは外耳全体を覆い、内部に音響フォームを備えて15〜30デシベルの騒音を遮断します。密閉性が高いほど効果が上がりますが、眼鏡やひげがあるとシールが不十分になることがあります。また、環境によっては重く熱く感じることがありますが、寒冷時には耳を暖める効果もあります。

電子式聴覚保護具

電子式保護具は音の強さに応じてリアルタイムで音量を調整します。突発的な危険音が検知されると、音を自動的に遮断または安全レベルまで減衰させます。外観はイヤーマフに似ていますが、19〜31デシベルの減衰が可能です。

  • 危険音を検知すると完全に遮音し、音が収まると通常モードに戻るタイプ。
  • 危険音を安全レベルに減衰させつつ、周囲の音は聞こえるままにするタイプ。

カナルキャップ

カナルキャップはイヤープラグに似ていますが、プラスチックや金属のバンドで耳道の開口部を覆います。騒音がそれほど高くない環境で使用され、北カロライナ州立大学の環境保健委員会は危険な騒音レベルでは推奨していません。バンドで取り外しが簡単なため、騒音が安全なときに肩に掛けておくことができます。

保護具の選び方

使用シーン、予算、耳の形状・サイズに合わせて選びましょう。電子式は最も高価で、イヤーマフは視認性が高く、イヤープラグはサイズ合わせに試行錯誤が必要です。カナルキャップは保護性能が最も低いです。頻繁に大音量と会話を行う場合は、簡単に取り外しできるタイプが適しています。

サイズの合わせ方

危険な騒音環境で使用する前に、必ず試着して密閉性を確認してください。外部の空気が耳に入るとシールが不十分で、騒音や異物が侵入します。しっかりと固定しつつ、過度に締め付けて耳を傷めないように注意しましょう。

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