中耳炎の原因と予防・治療

中耳炎は鼓膜の裏側、耳の中の空間で起こる感染症です。子どもに多いですが、全年齢で発症します。風邪やインフルエンザの後に起こることが多く、小児科で最も一般的に診断・治療される疾患の一つです。

アレルギー

動物の毛や花粉などのアレルゲンにさらされると、アレルギー性鼻炎を起こすことがあります。鼻炎により鼻づまりや炎症が起き、急性中耳炎(急性中耳感染症)のリスクが高まります。

細菌・ウイルス

中耳炎の主な原因菌は以下の通りです。

  • インフルエンザ菌(Haemophilus influenzae)
  • 肺炎球菌(Streptococcus pneumoniae)
  • モラクセラ・カタラリス(Moraxella catarrhalis)
  • 溶血性連鎖球菌(Streptococcus pyogenes)

ウイルスでは、呼吸器合胞体ウイルス(RSV)やインフルエンザウイルス、鼻カゼウイルス(Rhinovirus)が中耳炎を引き起こすことがあります。

その他の要因

受動喫煙、人工乳や哺乳瓶の使用、哺乳瓶の飲ませ方、他の子どもが呼吸器感染症にかかっている環境なども中耳炎のリスクを高めます。

予防法

完全に防げないものの、次のような生活習慣が予防に役立ちます。

  • 野菜や果物を十分に摂取する
  • 十分な睡眠と休養をとる
  • 手洗いを徹底する
  • ストレスを減らす
  • 喫煙者の近くにいないようにする

治療法

中耳炎の治療には主に以下が用いられます。

  • 抗生物質:感染を抑える、再発予防に使用
  • 鎮痛剤:痛みを和らげる(例:アセトアミノフェン)
  • 温湿布:低温で頭を温める(火傷に注意)
  • 点耳薬:市販または処方薬の点耳薬を使用

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