犬が嘔吐する原因となる病気は?
犬はほぼ何でも食べてしまうため、嘔吐の原因が糞やおもちゃの音鳴り部品なのか、病気なのか判断が難しいです。まずは獣医師の診察が最も確実ですが、元気がない、食欲がないといった他の症状や、嘔吐物の様子を確認すると手がかりが得られます。異物が混ざっていれば単なる誤飲の可能性が高く、未消化の食べ物や血液が混ざっていれば病気が疑われます。
パルボウイルス感染症
ワクチン未接種の子犬や成犬が感染しやすく、感染した動物の糞・唾液・尿に触れることで広がります。嘔吐に加えて血便、熱、脱水、食欲不振が見られます。
血管環リング異常(VRA)
食道を取り囲む血管が異常に収縮し、気管を圧迫して逆流を起こします。固形食を食べ始めた頃に嘔吐が目立ちます。手術で矯正可能です。
重症筋無力症
自己免疫性の神経筋疾患で、顔や喉の筋肉が弱まり、飲み込むことが困難になります。その結果、食べ物が喉に詰まり嘔吐します。
食道拡張症(巨大食道)
食道の筋肉収縮が弱くなることで、食べ物や水が食道に残りやすく、肺に入ることもあります。自然な咳や嘔吐反射で食べ物が排出されます。
胃腫瘍
犬の胃がんは全体のがんの中で少数ですが、嘔吐は最も一般的な初期症状です。血液が混ざることもあり、疲労、食欲低下、体重減少を伴います。
いずれの症状でも、早期に獣医師の診察を受けることが重要です。
