溶接作業中のフラッシュ(アーク眼)の症状と対策
原因
フラッシュ(角膜焼灼傷)は、紫外線(UV)に直接曝露することで起こります。主にアーク溶接や電極と母材間に電弧を作る作業で発生し、適切な保護具を装着しないと角膜が焼けます。
兆候
外見的な兆候は必ずしも現れませんが、以下のようなサインが見られることがあります。
- 眼や眼瞼の赤み・腫れ
- 視界が霞んだり、白濁した膜がかかったように感じる
症状
フラッシュの典型的な症状は次の通りです。
- 視覚感度の低下や視力低下
- 眼が疲れやすくなる
- 砂が入ったような違和感(砂粒感)
- 光に対する過敏症(眩しさが増す)
治療
多くの場合、医療機関での受診が必要です。治療の主な流れは以下の通りです。
- 眼の保護のためのアイパッチや保護眼鏡の装着
- 症状緩和のための点眼薬(人工涙液や抗炎症薬)
- 感染予防のための抗生物質点眼薬
- 痛みが強い場合は鎮痛剤の処方
- 光過敏症にはサングラスやUVカットの眼鏡で光を遮断
予防策
フラッシュを防ぐための基本的な対策は次のとおりです。
- 適切なシェード(濃度)のフェイスシールドを備えた溶接ヘルメットの着用
- 溶接用に認証された安全眼鏡やUVカットの保護メガネを併用
- 作業エリアの周囲にいる人も同様に保護眼鏡を着用し、UV光から目を守る
- 作業前に装備の状態を確認し、破損や劣化がないか点検する
