まつげ毛包がかゆいときの原因と対処法
まつげの毛包がかゆくなると、さまざまな眼の疾患が考えられます。かゆみは他の症状が出る前兆であることが多く、早めの対処が重要です。以下に主な原因とその対策をまとめました。
麦粒腫(ものみず)
麦粒腫は、皮膚の常在菌が毛穴に感染してできる小さな膿瘍です。最初はかゆさやチクチク感を伴い、自然に排出されることが多いですが、数日経っても改善しない場合は、炎症が広がってものみずが大きくなるか、ゆくゆくは霰粒腫(さらりゅうしゅ)になることがあります。
霰粒腫(さらりゅうしゅ)
霰粒腫は、まつげの付近にある油腺が完全に詰まってできる腫れです。かゆみが続く場合は、実は霰粒腫が形成されつつあるサインかもしれません。進行すると痛みが強くなり、自然に消えるまでに数週間かかりますが、場合によっては外科的除去が必要です。
眼瞼炎(がんけんえん)
眼瞼炎は、まつげ毛包に細菌が増殖し起こる炎症です。まぶたが赤く腫れ、かゆみや鱗屑(うろこ)が見られます。眼瞼炎は麦粒腫や霰粒腫の原因にもなり、放置するとまぶたの瘢痕(はんこん)につながることがあります。症状がある場合は眼科受診をおすすめします。
アレルギー性結膜炎
免疫系が無害な物質を誤って有害と判断すると、アレルギー反応が起こります。アレルゲンが目に入ると結膜が赤くなり、かゆみが生じます。麦粒腫や霰粒腫、眼瞼炎が除外された場合、アレルギーが原因の可能性がありますので、専門医に原因物質の特定を依頼しましょう。
対処法
- 麦粒腫・霰粒腫:冷たいタオルを10分間、1日4回あてると腫れが和らぎます。
- 眼瞼炎:まぶたの縁を毎日清潔に保ち、油分を除去することで細菌の繁殖を抑えます。
- アレルギー性結膜炎:医師の処方する点眼薬や、市販の抗ヒスタミン薬で症状を緩和します。
いずれの場合も、症状が長引く、または悪化する場合は速やかに眼科医を受診してください。
