眼圧を下げる自宅ケア
眼圧は眼科医が痛みのない検査で測定します。対象は主に40歳以上の方です。眼圧が高いまま放置すると視神経が損傷し、最終的に失明に至る恐れがあります。薬を使用する前に、体重・運動・食事・サプリメントで改善を試みましょう。以下の自宅ケア法は単独でも併用でも実践できます。
血圧を下げる
-
James Balch 医師と Mark Stengler 医師は、高血圧が眼圧上昇、ひいては緑内障の原因になると指摘しています。
体重減少、適度な運動、バランスの良い栄養は、血圧を下げる唯一の自宅でできる対策です。体重が減ると血圧は自然に低下し、適度な運動は網膜や視神経への血流を改善します。
食塩の使用を控え、加工食品(ハムやチーズなど)を避けましょう。代わりに、カリウムが豊富な果物、野菜、全粒穀物、豆類を積極的に摂取してください。セロリ、にんにく(または熟成にんにくエキス)、玉ねぎ、ナッツ、種子、野生サーモン、魚油、緑葉野菜もおすすめです。
有効とされるサプリは、セロリ種子エキス(75〜150 mgを1日2回)とコエンザイムQ10(200 mg/日)です。ボニート魚由来の筋肉ペプチド混合物は、高血圧患者の約3分の2で血圧低下効果が確認されています。
食事とサプリで血圧が140/95 mmHg 未満に下がらない場合は、医師に相談し薬物治療を検討してください。
緑内障の予防
-
緑内障は視神経が徐々に破壊され、周辺視野が失われる疾患です。まずカフェイン飲料を控えましょう。カフェインは眼への血流を低下させます。
Balch 医師と Stengler 医師によると、マグネシウム、ブルーベリーエキス、銀杏エキスは眼の血流を改善します。ブドウ種子エキスは眼毛細血管の強度を高め、ビタミンCやEPA 600 mg・DHA 400 mgを含む魚油は眼圧を下げます。抗酸化物質のα-リポ酸やバイオフラボノイドのルチンも緑内障の予防に有用です。
留意点
-
Johns Hopkins White Papers(2006)によれば、銀杏は血液を薄める作用があるため、アスピリンやワルファリン(クマディン)と併用すべきではありません。眼の前部出血や網膜出血のリスクがあります。また、ハルドールや一部の抗うつ薬・抗生物質との相互作用も報告されています。
本稿の栄養指針は病気を治すことを目的としたものではなく、医師の診療と併用して活用してください。
