後部硝子体剥離の概要と治療法
症状
主な症状は目に見える漂浮物(フロート)です。硝子体が縮んで繊維が網膜に付着したまま引っ張られることで、光の影や細い線状の影が視野に現れます。フロートの数が急に増えた場合や、視野の端に稲妻のような閃光が走ることがあれば、後部硝子体剥離が疑われます。
治療
加齢に伴う変化であるため、特別な治療は行わず経過観察が基本です。時間とともにフロートは視野の下部に沈み、脳が無視できるようになるため、日常生活への支障は少なくなります。75歳以上の約75%が経験する比較的無害な状態です。
合併症
硝子体が網膜を強く引っ張り、裂けると網膜剥離につながります。視野に「カーテンが下がる」感覚や急激な視力低下が現れたら、直ちに眼科医を受診してください。合併症が認められた場合は手術が唯一の治療法となります。
