正常な瞳孔反応
瞳孔は虹彩の中心にある小さな開口部で、光が眼球のレンズへ入るのを可能にします。通常、直径は3〜6 mmですが、光や状況に応じて収縮・拡張します。正常な瞳孔反応は光刺激、調節、ストレス、運動、知覚に対する反応を含みます。
光への反応
光に対する正常な瞳孔反応は、光が当たるとすばやく縮小することです。低光度の光源を片方の目に当て、外側の眼角から内側へゆっくりと移動させます。各目を個別にテストし、光が当たると瞬時に瞳孔が収縮すれば正常です。収縮が遅い、または全く起こらない場合は脳損傷や頭蓋内圧亢進が疑われます。
調節(近接)反応
近くの対象物に焦点を合わせると瞳孔は収縮します。テストは、ペンや指などを鼻から約10 cm離した位置に置き、対象物を見るよう指示します。その後遠くを見るように頼み、再び近くの対象物を見ると、近くのときに瞳孔が収縮し、遠くを見ると拡張します。
ストレス反応
ストレスや危険を感じると交感神経が刺激され、瞳孔が拡張します(闘争・逃走反応)。逆にリラックス状態では副交感神経が優位になり、瞳孔は収縮します。
運動・労力への反応
身体的・精神的な努力が高まると瞳孔径は拡大します。運動や集中作業の最中に拡張し、最大努力に達するとそれ以上は拡張せず、むしろやや縮小することもあります。
知覚(感情)への反応
興味深い・快適な映像を見ると瞳孔は顕著に拡張し、嫌悪感を伴う映像では僅かな拡張に留まります。中立的な画像ではほとんど変化がありません。
