視神経ドゥルーゼンの治療
ドゥルーゼンとは
視神経乳頭ドゥルーゼンは、視神経頭部にタンパク質様の異常物質が蓄積し、カルシウム化することで起こります。進行は緩やかで、根本的な治療法は確立されていませんが、症状や合併症が現れた場合に検討できる治療オプションがあります。
症状と診断
多くは定期検査で偶然に見つかります。自覚症状がないこともありますが、ちらつき、視界のグレー化、軽度の視力低下などが現れることがあります。ほとんどの患者は中心視力を保ちますが、経過観察が重要です。
稀に、視神経乳頭の隣に脈絡膜新血管膜が形成され、出血を伴う急激な視力低下を引き起こすことがあります。この場合は早期治療が必要です。
治療の選択肢
視神経ドゥルーゼン自体は無症状で危険性も低いですが、視力低下や眼圧上昇が認められた場合に以下の対策が考えられます。
- 眼圧が上昇している場合は、眼圧降下薬の使用が有効です。
- 中心視力が脅かされるほどの視力低下が起こった場合は、レーザー光凝固療法が検討されます。
- 脈絡膜新血管膜が形成された場合は、抗VEGF薬の注射やレーザー治療で出血リスクを低減します。
いずれの治療も、視力の急激な低下や合併症が生じたときに限定的に行われます。
定期的な眼科受診と眼底検査により、病状の進行や合併症の有無をチェックし、必要に応じて適切な治療を受けることが重要です。
