視覚障害者向けビタミンガイド
はじめに
ビタミンは失われた視力を取り戻すことはできませんが、加齢黄斑変性などの視覚障害の進行を抑える効果があります。米国国立眼研究所(NEI)が2001年に発表した「加齢関連眼疾患研究(AREDS)」では、特定のビタミンと抗酸化剤の組み合わせが黄斑変性の進行を遅らせることが示されました。サプリメントの摂取は必ず医師と相談してください。
推奨されるビタミンとミネラル
ビタミンC
NEIは黄斑変性患者に対し、1日あたり500 mgのビタミンC摂取を推奨しています。柑橘類やピーマンなどの食品からも摂取できますが、食事だけでは十分な量を得られないため、サプリメントの併用が推奨されます。
ビタミンE
ビタミンEは抗酸化作用により視覚保護に寄与します。NEIは1日400 IU(国際単位)のビタミンE摂取を推奨しています。
ビタミンA(β‑カロテン)
ビタミンAは黄斑変性による視力低下の進行を遅らせます。1日あたり15 mg(または25,000 IUに相当)を目安に摂取してください。サプリは「ベータカロテン」や「ビタミンA」表記が多いです。
亜鉛
亜鉛は他のビタミンと相乗効果を発揮し、視覚機能の維持に重要です。NEIは1日80 mgの亜鉛(酸化亜鉛形態)が最適としています。
銅
亜鉛の大量摂取は銅欠乏性貧血を招く恐れがあります。そこで、1日2 mgの銅(酸化銅形態)を補うことが推奨されています。
※上記の用量は一般的な目安です。個人の健康状態や他の薬剤との相互作用を考慮し、必ず医師の指導のもとで摂取してください。
