目の外傷の定義と主な種類
目の外傷は、異物や物質との直接接触、または頭部への衝撃によって眼の繊細な構造が損傷することを指します。まつげが入る程度や水が入る程度は外傷には該当しません。
治療の重要性
目の外傷は、一時的な赤みや刺激感から永続的な視力喪失まで幅広い影響があります。未経験者が損傷の程度を判断することは困難であり、すべての外傷は医師の診察を受け、正確な評価と適切な治療を受ける必要があります。
角膜擦過傷(スクラッチ)
角膜擦過傷は、角膜表面にできる擦り傷です。砂などの異物がある状態で目をこすったり、何かで突き刺されたりすることで起こります。光過敏、涙目、充血、感染リスクが高まります。
貫通性異物
金属製の釣り針など小さな異物が眼球表面に刺さることを指します。異物の大きさや深さにより損傷の程度が変わります。医療機関の処置なしに除去しようとすると、症状が悪化する恐れがあります。
化学薬品によるやけど
アルカリや酸性の化学薬品が目に飛沫した場合に起こります。刺すような痛み、充血、視界のぼやけ、涙目がすぐに現れます。直ちに大量の水で洗眼し、緊急の診療を受けることが必要です。
前房出血・眼窩骨折(ブローアウト骨折)
前房出血は角膜と虹彩の間に出血が起こる状態、眼窩ブローアウト骨折は眼窩を囲む骨が破壊される状態です。どちらも激しい衝撃(野球のボールが当たる、顔面への強いキックなど)で生じ、緊急の医療処置が必要です。
その他の目の外傷
眼内出血(出血は比較的軽度で多くの場合緊急性は低い)、外傷性虹彩炎(虹彩の炎症)や眼の腫れなどがあります。外傷性虹彩炎は放置すると永久的な視力障害につながる可能性があるため、早期の診察が重要です。
