目の色を変える可能性のある点眼薬

眼圧を下げる目的で使用される点眼薬の中に、目の色を変える副作用があるものがあります。これらは「プロスタグランジン類似体」と呼ばれ、代表的な製品にはルミガン(ビマトプロスト)、ザラタン、トラバタンがあります。ビマトプロストは、まつげ美容液「ラティッセ」としても販売されています。

目の色の仕組み

目の色は虹彩(アイリス)によって決まります。虹彩は前層と後層からなり、後層はほとんどの人で黒色の色素が含まれています。前層に存在する色素細胞が産生するメラニンの量が多いほど、目は濃い色になります。

プロスタグランジン類似体が虹彩色素細胞に与える影響

プロスタグランジン類似体の点眼薬は、虹彩の前層にある色素細胞にメラニンの産生を促進させます。その結果、青や緑といった明るい色の目は徐々に濃い色へと変化します。この変化はすべての使用者に起こるわけではなく、起こった場合は永久的です。

目の色が変わる頻度

虹彩の色が濃くなることは、プロスタグランジン類似体の既知の副作用です。全体のリスクは製品により差がありますが、RxList のデータによれば、1%から15%の範囲で報告されています。特に青色や緑色の目を持つ人は、色が濃くなる可能性が高くなります。

片目だけの使用に関する注意点

色の変化は永久的であるため、片方の目だけに点眼薬を使用した場合、目の色が異なる状態になる可能性があります。そのような場合は、色付きコンタクトレンズで調整することが考えられます。

まぶたやまつげ周辺の色変化

ラティッセ(ビマトプロスト)などのプロスタグランジン類似体は、まつげ周辺の皮膚色にも影響を与えることがあります。特に色素が濃いまぶたの人は、まぶたの皮膚が薄くなることがあります。これらの変化も永久的です。

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