黄斑裂孔に対する硝子体切除術のリスク
硝子体切除術は、眼の中心を満たすゲル状の硝子体を除去し、空気やガスを注入して黄斑裂孔(黄斑の穴)を閉じる手術です。加齢に伴う黄斑裂孔の修復を目的として行われますが、他の手術と同様にいくつかのリスクがあります。
白内障
白内障は視界が霞む状態で、加齢とともに自然に進行しますが、硝子体切除術後は進行が早まることがあります。
感染症(眼内炎)
手術後の感染は一般的な合併症で、軽度の場合もありますが、重症化すると失明につながることがあります。硝子体切除術後の眼内炎は約1,000例に1例の頻度で報告されています。
網膜剥離
網膜は自然に剥離することがありますが、眼球手術を行うとリスクが高まります。術後すぐに起こることもあれば、数か月~数年後に発症することもあります。
眼内ガスによる損傷
手術後数か月間は、眼内に残っているガスの圧力変化に注意が必要です。特に飛行機の搭乗は、気圧変化により眼球に損傷を与える恐れがあるため、医師の許可が出るまで避けるべきです。
視力回復の不完全さ
手術後は一定時間、顔を下向きにする姿勢を保つ必要があります。この姿勢を守れないと、視力が完全に回復しない可能性があります。
