片側眼球突出の原因は何ですか?
片側眼球突出(片眼突出)は、片方の眼球がもう一方に比べて前方に出て見える状態です。医学的には「外眼突出」とも呼ばれます。主な原因としては、バセドウ病(グレーブス病)や眼窩腫瘍、感染症、外傷、血管性疾患などがあります。治療は原因に応じて薬物療法や外科手術が行われます。
バセドウ病(グレーブス病)
バセドウ病は甲状腺が過活動となり代謝が亢進する自己免疫疾患です。体重減少、食欲増進、不眠、動悸、手の震えなどが典型的な症状です。眼球突出はこの病気の代表的な眼症状で、涙の分泌低下や眼筋の弱化、光過敏、視力低下も伴うことがあります。
眼窩腫瘍
眼窩内に腫瘍ができると、眼球を押し出すことで片側眼球突出が起こります。リンパ腫、血管肉腫、良性の眼窩腫瘍、または副鼻腔からの浸潤が原因となります。治療は腫瘍の切除が中心です。
感染症
ウイルス性・細菌性の眼や副鼻腔の感染は、炎症で眼球が腫れ突出することがあります。重症例では抗生物質による治療が必要です。
外傷
顔面や眼窩への外傷、骨折などは眼球を前方に押し出す原因となります。軽度のものは自然に回復しますが、重度の場合は形成外科的な再建手術が必要になることがあります。
血管性疾患
眼球への血流が炎症や閉塞を起こすと、眼球が腫れて突出します。また、血管瘤や動静脈瘻(血管の異常な連結)も同様の症状を引き起こすことがあります。原因に応じた血管治療が求められます。
